本番行為がなぜ起こるのか
女性向け風俗のおかげで男性と安心して触れ合える、お金を払っているので後ろめたさがなく刺激を楽しめると良いお話がある一方で、本番行為があったという悲しいお話も後を断ちません。
【本番行為】風俗店における性行為挿入を意味する性風俗用語。日本には売春防止法が存在するため、箱ヘルやデリヘル、ホテヘルやイメクラ、また性感エステなどでの本番行為は厳禁となる。本番をしてしまった場合は売春防止法違反となり、店舗は営業停止せざるを得なくなります。
上記の説明にもあった通り、法律で禁止されている行為がなぜ行われてしまうのか女性向け風俗店現役オーナーへお話をお伺いしました。
原因はセラピストの勘違い?
ここから先はオーナー様とのインタビュー形式で進めていきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
今回は女性向け風俗の本番行為についてお話をお伺いさせて頂ければと思うのですが、実際経営していて本番行為の事件はありましたか?

正直にいうと、無くはないです。
セラピストに行う研修でも本番行為の危険性や必要性の無さを散々伝えているのですが、それでも伝わらない事もあり。お店側の教育の課題だと感じています。
原因はズバリなんでしょうか?

セラピストの勘違いと怠慢です。
本番行為を提案すれば女性が喜ぶと思っているという間違った認識が根本にあると、セラピスト側から本番へ誘うことがあります。変な話マッサージや気遣いをすっ飛ばしてSEXすれば良いのでサービスの提供として楽ができるんですよね。
セラピストからお客様へ持ちかけることが多いのですか?

ほとんどがそうですね。
ろくに研修を受けていない男性などは、一般男性の感覚に近いので自身の興奮に任せて誘ってしまう方が多い印象です。
仮に女性が高まってきて誘う様な言葉を口に出したとしても、それをどう汲み取って本来のルール内でのサービスで返せるかがセラピストとしての職務だと思っています。
誘われたら断れないし、困惑しますね…

女性は割と無意識に男性を立てようとしてしまう傾向にあるため、断ったら相手がどう思うかな、申し訳ないなと思ってしまう方も中にはいます。
さらに密室で男性と2人というシンプルに怖い状況なので、断って相手が不機嫌になったり逆上したら怖い…と穏便に済ませようと無理に本番を受け入れてしまう方もいます。
不謹慎な話ですが、セラピストから求められる事に喜びを感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

求められたその瞬間は嬉しくても、セラピストに雑に扱われ始めたり、退店してしまって音沙汰なくなってからフツフツと後悔や嫌悪感などを感じ始める方が多いです。
実際に、数ヶ月経ってから実は…と涙ながらにご報告いただくことも多く、盛り上がりに任せて受け入れてしまったと後悔されている方が多いですね。
男性と違って体へのダメージやリスクが少なからずあるので、考え方の違いが出る部分だと感じます。
次のページではそんな提案を持ち掛けられない様に覚えておきたいことや、お店への返金対応について記載していきます!
どうぞよろしくお願いします!